昇任試験の論文対策に、どんな参考書・問題集を買えばいいですか?
結論は初任科で購入した本で勉強するのが一番です!あれこれ買う必要はありません。過去問題集など数冊を補充すれば十分です。
参考書は数冊程度で充分!
あれこれ手を出すと、混乱してしまいます。
最低限に絞ることが、合格への近道です。
この記事では、必要な参考書について、簡潔に記事にしています。昇任試験勉強に最低限必要な参考書、問題集、テキストなどを分析します。
ぜひあなたの「昇任試験合格」の未来を想像して、記事を読み進めてみてください!
- 昇任試験に最低限必要な本がわかる
- あれば理解が進む本がわかる
- 実務に必要な本がわかる
結論!昇任試験勉強に必要な本・参考書は最低限で良い!
- 法学の勉強に必要な本
- 刑事資料
法学の答案構成用として、警視庁刑事総務課が編集している部内小冊子 - 初任科で購入した教科書
無ければそれぞれ法律ごとに1冊になった参考書
憲法・行政法・刑法・刑訴法 - 六法
- 刑事資料
- 実務科目の勉強に必要な本
- 過去問題集
KOSUZOやTOP 1冊でOK!
- 過去問題集
昇任試験対策には、これだけあれば充分です! では、なぜこれだけで良いのか?まずは法学から考えてみましょう
昇任試験勉強のやり方を考える時、法学と実務科目は別に考えるべきです。なぜなら、勉強方法がまったく違うからです。
法学で必要な本・参考書
「刑事資料」 という小冊子がおススメ
法学科目の答案の書き方を勉強するには、『刑事資料』という小冊子がおススメです!
参考書には、解説は書いてありますが、実際の答案の書き方がわかりません。
答案の書き方・構成に悩む人は多いです。
『刑事資料』は月に一度発行される警察部内用の小冊子で、警視庁刑事総務課が編集してます。
「刑事資料」には、毎月、刑法、刑訴法などの問題と解説が数問出題されていて、この解説が、関係明瞭にまとめてあるので、法学の答案構成の勉強に最適です。毎月、小冊子の問題を数問勉強することで、確実に法学のレベルアップに繋がります。
ただし、完全部内用なので、所属を通じて購入するしかありません。各県の刑事企画課などに問い合わせると、定期購読が可能です。
法学の答案構成は、
- 結論
- 解説
の順番に書くのがセオリーです。
例えば、刑責を問う刑法の問題なら、
- 結論として何罪に抵触するのか
- 解説として、問題が問うているポイントの解説
例えば、窃盗罪の占有を問う問題なら、窃盗罪全体はサラッと説明しつつ、物の占有について詳しく説明する
を書く必要があります。
初任科で購入した教科書
他に、参考書は必要ありません!初任科の時に、みんな一律で購入した教科書がありますよね。
実は、これが一番わかりやすくて、巡査部長試験レベルの内容は、すべて網羅されています。なので本来、買う必要はありません!
初任科の教科書は、実家に置いたままになっています!
僕は、処分しちゃいました!
こんな方もいますよね。それなら参考書を買うしかありません。でも、それぞれの法律ごとに1冊になった参考書があれば充分です。
- 憲法
- 警察行政法
- 刑法
- 刑事訴訟法
これだけあれば充分です。
わかりやすい、こちらがおススメです。
実務六法
さすがに六法が無い人はいないですよね。これは最新のモノが必要です。
実務科目の昇任試験勉強に必要な本
過去問題集
KOSUZOやTOPの過去問題集が必要です。もちろん最新のモノが必要です。
実務科目はこれ1冊で充分!こちらも、所属を通じて定期購読できます。
他に本は要らない
実務科目は、昇任試験対策として本を購入する必要はありません。本よりも各都道府県警の例規、通達、だよりなどの教養資料、警察署長会議等の資料のコピーを入手しましょう!
実務科目の答案構成についても、書き方を悩んでいる人は多いです。
実務科目の書き方で一番大切なことは、「その問題が問うているポイントを理解すること」です。
こちらの記事で、詳しく解説していますので、ご覧ください。
実務に必要な本
実務科目の試験勉強には、ほとんど本は不要です。
でも、実際の実務能力を高めるため、つまり自分自身をスキルアップするためには、様々な本が必要です。
- 捜査書類作成要領
- 捜査手続きの流れ
- 公文書作成要領
- 実務に必要な特別法規
など、警察官として基本的なスキルアップ本から、
- 相談受理の実務
- 交通事故処理の実務
- サイバー捜査の実務
- 少年事件捜査要領
- 現場鑑識要領
など、専門的なスキルアップのための本は、多種多様です。
昇任試験対策には、本当に厳選した本だけで充分です!あれこれ手を出すと、混乱してしまいます。業務で必要な本とは分けて考え、最低限の参考書に絞って勉強することが、合格への近道!
さあ、頭の整理をして、さっさと合格しましょう!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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