
- 巡査部長には早く昇任した方がいいの?
- 仕事を覚えてからと思っているんだけど?
- 結婚して落ち着いてからが良いかな?
刑事として一人前になってから昇任しようかと 悩んでいるあなた。
悩んでいる暇があったら、とっとと 勉強して昇任した方が良いです。
実は、早く昇任して後悔した人は居ません。
なぜ早い方が良いのか?
結論は、早く昇任するほど、将来の選択肢が広がるからです。

- こんにちは!もーやんmowyanです。
警察官在職30年以上の元刑事です。 - いつもコメントをありがとうございます!
『面白かった!』のひと言でもうれしいです。
>>もーやんプロフィールはこちら
仕事を覚えてから昇任したいという想いは、痛いほど良く分かります。
この記事では、20代半ばで巡査部長に昇任した もーやんが
早く昇任した方が良い5つの理由について、具体的に説明します。
😊この記事でわかること
- 早く昇任した方が良い理由がわかる
- 将来の自分をイメージできる
- 昇任試験勉強に取り組むモチベーションが上がる
20歳代で昇任すべき5つの理由~巡査部長は少しでも早く!

巡査部長に昇任する時期は、人ぞれぞれです。
20歳代で昇任する人もいれば、50歳代でやっと昇任する人、あるいは定年まで昇任せずに退職する人もいます。
巡査部長試験は、勉強さえすれば、難しいものではありません。
要は「勉強するか。しないか。」
決めるのはあなた自身です。
では、早く昇任すべき5つの理由について解説します。
1⃣巡査と巡査部長でやるべき仕事は変わらない
巡査も巡査部長も、やるべき仕事は同じです。
えっっ?と思うかも知れませんね。
例えば交番で、巡査部長と巡査がペアを組んだ場合、責任の重さは違うものの、やるべき仕事は同じです。
同じ交番に2人がいて、個人個人で仕事をするのではなく、2人のチームとして仕事をする訳ですから、やるべき仕事が同じであたりまえです。
刑事、交通などの専務員でも同じこと。やるべき仕事は変わりません。
さっさと巡査部長に昇任して、自分自身のスキルアップに繋げましょう。
ハコズメ~たたかう!交番女子は超おすすめ!
今、話題のテレビドラマ ハコズメ~たたかう!交番女子 を見た方はわかると思います。
巡査部長と巡査は
- 交番の 藤巡査部長(戸田恵梨香)
と 川合巡査(永野芽郁) - 刑事の 源巡査部長(三浦翔平)
と 山田巡査(山田裕貴)
の関係性です。ハコヅメ相関図はこちら
責任の重さは違うけど、やるべき仕事は同じですよね。
現役警察官が見ても、警察官の喜びや心の葛藤をリアルに描いていて、すごくおもしろい。
原作のハコズメのコミックは 時間を忘れてしまうほどおもしろいです。
涙してしまうシーンもあるくらいシリアスな場面も描かれていて、こんな作者が警察官を続けていたら一緒に仕事がしたかったです。
2⃣警部補にいつ昇任するかは、巡査部長になってから考えればいい
巡査部長と警部補では、やるべき仕事が、ガラッと変わります。
警部補は、係長として係全体の運営や、部下の業務管理など、組織運営が必要になるんです。
例えば刑事課だと、係として、事件の細かい方向性を決めるのは警部補です。
ハコヅメだと 北条警部補(平山祐介)です。

日常の傷害事件だと、犯人の割り出し捜査のうち、
- どんな捜査を誰に担当させるのか
- どの巡査部長や巡査に担当させるのか
- 誰に取調べを担当させるのか
を決めるのが警部補です。
つまり、
- 事件捜査の指揮をするのが警部補で、
- 個々具体的に捜査をするのが巡査部長と巡査なんです。
事件指揮のおもしろさは格別です。
今、現場でバリバリ仕事をしているあなたは、『取調べや、現場捜査のおもしろさ』にハマっていることでしょう。
警部補になると、取調べができないので嫌だ!と思っているでしょう。
でも、もう少し経験を積むと、誰しも『事件指揮をやってみたい』と思うものです。
取調べのおもしろさはもちろんあります。でも事件指揮のおもしろさも格別です。
警部補以上がおもしろいかは価値観による
警部補になる時期は、必ずしも早い方が良いとは限りません。
- 巡査部長で、取調べや割り出し捜査をしたら良い刑事だったのに、
- 警部補で、指揮するようになった途端、イマイチになった
という人は結構います。人には、向き不向きがあると言うことです。
警部補試験の受験資格として、巡査部長として2~4年の実務経験が必要です。
その間に、警部補試験にチャレンジするのかを考えればいいんです。
昇任試験の受験資格については、高卒・大卒別にこちらの記事を参考にしてください。
≫警察官 になるには 高卒・大卒どちらが有利か
3⃣重要な仕事ができる
やる仕事は同じだけど、重要度は違います。
例えば、刑事課の被疑者取調べだと、
- 巡査は、万引きや暴行の取調べを担当
- 巡査部長は、空き巣や傷害、強盗の取調べを担当
など、その重要度に違いがあることが多いです。
すべてがその通りではありませんが、刑事課に限らず、重要な仕事は巡査部長に任せることが多いんです。
そりゃそうです。だから自信のある刑事は、巡査部長を目指します。

- 同じ仕事をするんだったら、重要な仕事を任された方がモチベーションも上がります。
- 何より自分自身のステップアップになります。
重要な仕事ができるんだから、さっさと巡査部長に昇任した方が良いと思いませんか?
4⃣悩んでいる時間がもったいない
30年位前は、「巡査部長試験を受けるのは、巡査として一人前に実務が出来るようになってから」という風潮がありました。
20歳代半ばで、巡査部長試験の勉強をしていると、
「仕事もロクにできないのに、巡査部長になろうとしてるヤツ」
などと後ろ指を差されることもありました。

- 当時30歳までに昇任すること人は、まれな時代でした。
- たまたま20代半ばで昇任したら、肩身のせまい思いでした。
でも今は違います。実務が未熟なまま20代半ばで昇任する人は、たくさんいます。
むしろ、実務能力は、退職まで永遠に磨き続けるべきものなので、それを待っているといつまでも昇任できません。
「仕事を覚えてから」と言い訳している人は、30。。。40。。。と、歳を重ねてしまいます。
悩む前に、さっさと巡査部長に昇任して、階級に見合うよう実務能力を身に付ければ良いんです。
とにかく20代は全力投球が必要です!
5⃣将来の選択肢が広がる
この理由が、5つの理由の中で、最も重要です。
早い時期に巡査部長に昇任すると、その後の選択肢が広がります。
警部補は、仕事の役割りが変わりますが、警部、警視と階級が変わるにつれて、それぞれ仕事の役割りが変わります。
つまり、巡査・巡査部長は同じですが、警部補以上は、それぞれ仕事の役割り、内容が変わるので、自分の理想とする仕事がどのレベルなのかは人それぞれです。
警察官として、将来どの様な理想像を抱いているのか、それぞれの考え方次第です。


- もーやんも、20歳代のころには、具体的な理想像までは描くことができていませんでした。
例えば、油の乗り切った時期を、
- 巡査部長や警部補で過ごすのか
- 警部や警視で過ごすのか
によって、仕事の内容は全く変わります。
- 巡査部長や警部補として、現場を駆けずり回って
市民と直接触れ合い、喜ぶ姿を目の当たりにしたいのか - 警部や警視で、大きな事件を指揮したり
警察全体の組織運営をして、社会に貢献したいのか
その理想像は人それぞれなんです。
でも、若いうちは、なかなか目指す姿を明確に描いている人は少ないです。

だからこそ、自分の理想像が見えてきたときに
進む道を自分で選択できるように
早い時期に巡査部長には昇任しておくべきです。
昇任試験の論文の書き方については、こちらの記事をご覧ください。
>>巡査部長昇任試験!点数が取れる論文の書き方【勉強方法3ステップ】
警察官に読書をすすめる理由
1.いろんなテーマや話題を知ることができる
本は、専門家の知識、経験が結集されたもので、1つのテーマを情報収集するには最も効果的です。
読書は、社会人としての自信に繋がります。
2.違う職種の人の意見が聞ける
警察官は、仕事でいろんな人と接する機会はありますが、浅くなりがちです。
私的なつき合いが少なく、深く話す機会がないので、専門的な話を聞くためには、本が大切です。
3.フェイク情報をつかまされない
web上やSNS上の情報は、信用性をかなり吟味しなければなりませんが、本は信用性が高いです。
またwebの情報は「浅く広い」ですが、本は深いです。
4.文章に強くなれる
警察官は、仕事の結果を文章で残すことが多いです。
文章の内容で、仕事の評価をされることが多いので、やはり本はたくさん読む方が有利です。
読書が苦手なあなたへ
警察官は、豊富な話題を持ち、高いコミュニケーション能力が求められます。
でも、読書が苦手な人は、本を読むのがつらい。
そんなあなたにおすすめなのが、Amazonオーディブルaudible。
プロの声優や俳優が朗読した本を、スマホで聴けるアプリです。
無料体験もあるので、安心して始められるのも魅力です。
1ヵ月の無料体験が終わると、月額1,500円がかかりますが、1ヵ月までなら無料で退会できます。
読書が苦手だった🐮もーやんも、本を聴くことが楽しく、人生が劇的に変わりました。
オーディブルについては、こちらの記事をご覧ください。
>>Audibleで読書嫌いを克服!聞く読書の評判とメリット
まとめ
- 1⃣巡査と巡査部長でやるべき仕事は変わらない
交番のペアは、ほぼ同じ仕事をする - 2⃣警部補にいつ昇任するかは、巡査部長になってから考えればいい
警部補からは、やるべき仕事が変わるので、考えてから昇任すればいい - 3⃣重要な仕事ができる
やるべき仕事は同じだが、重要な仕事を任される - 4⃣悩んでいる時間がもったいない
悩んでいる間に、歳を重ねてしまう - 5⃣将来の選択肢が広がる
将来の理想像が見えてきたときに、自分で進む道を選択できる
さあ。ここまで読んだあなた。
選択する道はひとつです。
さっさと勉強をして、巡査部長に昇任してしまいましょう!
喜ばれる警察グッズについて、こちらの記事で解説しています。
>>警察学校のおみやげ10選!30代の現役警察官が喜ぶ贈り物

- 最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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ぼっちままさんも、20代で全力投球した素敵な女性です。
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