【20代で巡査部長に合格】すべき理由5選!警察官昇任試験の合格率と難易度

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たくみ刑事

巡査部長には早く昇任した方が良いの?
仕事を覚えてからと思っているんだけど?

刑事として一人前になってから昇任しようかと 悩んでいるあなた。仕事を覚えてから昇任したいという想いは、痛いほど良く分かります。

でも、悩んでいる暇があったら、とっとと 勉強して昇任した方が良いです。実は、早く昇任して後悔した人は居ません。

ではなぜ早い方が良いのか?結論は、早く昇任するほど将来の選択肢が広がるからです。

自己紹介させてください!
もーやん

刑事を25年以上経験した警察官です!

経験を活かして、警察官の悩みを解決する記事を書いています!

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この記事では、20代半ばで巡査部長に昇任したもーやんが早く昇任した方が良い5つの理由について、具体的に説明します。

😊この記事でわかること
  • 早く昇任した方が良い理由がわかる
  • 将来の自分をイメージできる
  • 昇任試験勉強に取り組むモチベーションが上がる
目次

20歳代で巡査部長に昇任すべき理由5選~少しでも早く!

巡査部長に昇任する時期は、人ぞれぞれです。

20歳代で昇任する人もいれば、50歳代でやっと昇任する人、あるいは定年まで昇任せずに退職する人も中にはいます。

巡査部長試験は、勉強さえすれば難しいものではありません。

要は「勉強するか。しないか。

決めるのは あなた自身です。

では、早く昇任すべき5つの理由について解説します。

巡査と巡査部長でやるべき仕事は変わらない 

巡査も巡査部長も、やるべき仕事は同じです。

えっっ?と思うかも知れませんね。

例えば交番で、巡査部長と巡査がペアを組んだ場合、責任の重さは違うものの、やるべき仕事は同じです。

同じ交番に2人がいて、個人個人で仕事をするのではなく、2人のチームとして仕事をする訳ですから、やるべき仕事が同じであたりまえです。

刑事、交通などの専務員でも同じこと。やるべき仕事は変わりません。

さっさと巡査部長に昇任して、自分自身のスキルアップに繋げましょう。

「ハコズメ~たたかう!交番女子」を見ればわかる!

ちょっと前に話題になったTVドラマ ハコズメ~たたかう!交番女子 を見た方はわかると思います。

巡査部長と巡査は

  • 交番の 藤巡査部長(戸田恵梨香)
     と 川合巡査(永野芽郁)
  • 刑事の 源巡査部長(三浦翔平)
     と 山田巡査(山田裕貴)

の関係性です。ハコヅメ相関図はこちら

責任の重さは違うけど、やるべき仕事は同じ。

警部補にいつ昇任するかは、巡査部長になってから考えればいい

巡査部長と警部補では、やるべき仕事が、ガラッと変わります。

警部補は、係長として係全体の運営や、部下の業務管理など、組織運営が必要になります。

例えば刑事課だと、係として、事件の細かい方向性を決めるのは警部補です。

ハコヅメだと 北条警部補(平山祐介)です。

もーやん

日常の傷害事件だと、犯人の割り出し捜査のうち、
・どんな捜査を誰に担当させるのか
・どの巡査部長や巡査に担当させるのか
・誰に取調べを担当させるのか
を決めるのが警部補です。

警部補の任務

日常の傷害事件だと、犯人の割り出し捜査のうち、

  • どんな捜査を誰に担当させるのか
  • どの巡査部長や巡査に担当させるのか
  • 誰に取調べを担当させるのか

を決めるのが警部補です。

つまり、

  • 事件捜査の指揮をするのが警部補
  • 個々具体的に捜査をするのが巡査部長と巡査

事件指揮のおもしろさは格別です!

今、現場でバリバリ仕事をしているあなたは、『取調べや、現場捜査のおもしろさ』にハマっていることでしょう。

警部補になると、取調べができないので嫌だ!と思っているでしょう。

でも、もう少し経験を積むと、誰しも『事件指揮をやってみたい』と思うものです。

取調べのおもしろさはわかります。でも事件指揮のおもしろさも格別です。

警部補以上がおもしろいかは価値観による

警部補になる時期は、必ずしも早い方が良いとは限りません。

  • 巡査部長で、取調べや割り出し捜査をしたら良い刑事だったのに、
  • 警部補で、指揮するようになった途端、イマイチになった

という人は結構います。人には、向き不向きがあると言うことです。

警部補試験の受験資格として、巡査部長として2~4年の実務経験が必要です。

その間に、警部補試験にチャレンジするのかを考えればいいんです。

昇任試験の受験資格については、高卒・大卒別にこちらの記事を参考にしてください。
警察官 になるには 高卒・大卒どちらが有利か

重要な仕事ができる

やる仕事は同じだけど、重要度は違います。

例えば、刑事課の被疑者取調べだと、

  • 巡査は、万引きや暴行の取調べを担当
  • 巡査部長は、空き巣や傷害、強盗の取調べを担当

など、その重要度に違いがあることが多いです。

すべてがその通りではありませんが、刑事課に限らず、重要な仕事は巡査部長に任せることが多いんです。

そりゃそうです。だから自信のある刑事は、巡査部長を目指します。

もーやん

同じ仕事をするんだったら、重要な仕事を任された方がモチベーションも上がります。
何より自分自身のステップアップになります。

重要な仕事ができるんだから、さっさと巡査部長に昇任した方が良いと思いませんか?

悩んでいる時間がもったいない

30年位前は、「巡査部長試験を受けるのは、巡査として一人前に実務が出来るようになってから」という風潮がありました。

20歳代半ばで、巡査部長試験の勉強をしていると、

仕事もロクにできないのに、巡査部長になろうとしてるヤツ」

などと後ろ指を差されることもありました。

もーやん

当時30歳までに昇任すること人は、まれな時代でした。
たまたま20代半ばで昇任したら、肩身のせまい思いでした。

でも今は違います。実務が未熟なまま20代半ばで昇任する人は、たくさんいます。

むしろ、実務能力は、退職まで永遠に磨き続けるべきものなので、それを待っているといつまでも昇任できません。

「仕事を覚えてから」と言い訳している人は、30。。。40。。。と、歳を重ねてしまいます。

悩む前に、さっさと巡査部長に昇任して、階級に見合うよう実務能力を身に付ければ良いんです。

とにかく20代は全力投球が必要です!

将来の選択肢が広がる

この理由が、5つの理由の中で、最も重要です。

早い時期に巡査部長に昇任すると、その後の選択肢が広がります。

警部補は、仕事の役割りが変わりますが、警部、警視と階級が変わるにつれて、それぞれ仕事の役割りが変わります。

つまり、巡査・巡査部長は同じですが、警部補以上は、それぞれ仕事の役割り、内容が変わるので、自分の理想とする仕事がどのレベルなのかは人それぞれです。

警察官として、将来どの様な理想像を抱いているのか、それぞれの考え方次第です。

もーやん

僕もーやんも、20歳代のころには、具体的な理想像までは描くことができていませんでした。

例えば、油の乗り切った時期を、

  • 巡査部長や警部補で過ごすのか
  • 警部や警視で過ごすのか

によって、仕事の内容は全く変わります。

  • 巡査部長や警部補として、現場を駆けずり回って
    市民と直接触れ合い、喜ぶ姿を目の当たりにしたいのか
  • 警部や警視で、大きな事件を指揮したり
    警察全体の組織運営をして、社会に貢献したいのか

その理想像は人それぞれなんです。

でも、若いうちは、なかなか目指す姿を明確に描いている人は少ないです。

もーやん

だからこそ、自分の理想像が見えてきたときに進み道を自分で選択できるように、早い時期に巡査部長に昇任しておくべきです。

昇任試験の勉強方法

昇任試験の合格率と階級別の難易度

古い資料ですが、警視庁の資料 によると、巡査部長昇任試験の合格率は、10%です。

巡査部長試験は、10人受験して1人合格しているということです。

階級有資格者数受験者数合格者数合格率
巡査部長試験12,48511,9921,19810.0%
警部補試験11,26110966878 8.0%
警部試験6,8216,700226 3.4%

ただし、警部補、警部と進むにつれて、合格率は下がっています。

警部試験は、1000人受験して34人しか合格しません。

難易度が徐々に上がってくると言うことです。

昇任試験の配点基準

論文形式の試験については、苦手な警察官が多いです。

それは、論文の配点基準・採点方法を知らないからです。

ルールを知らずにサッカーをやっているようなものです。

まずはルールを知ることが大事です。

論文の配点基準・採点方法は、こちらの記事をご覧ください。

実務より法学が合否をわける

これから昇任試験勉強を始める方は、毎日コツコツと法学の勉強をおすすめします。

実務の教科は差が付きにくい上に、1ヵ月前からの集中的な勉強で十分です。

しかし法学は差が大きく開く上に、数カ月間かけて、地道に勉強する必要があります。

まずは、とっつきやすい本から勉強する癖をつけましょう!

警察官に読書をすすめる理由

  1. 文章に強くなる
    • 論文試験が苦手な人は、たいてい読書が苦手です。
    • 文章に慣れ親しむことで、昇任試験だけでなく、書類作成に強くなれます
  2. いろんなテーマや話題を知ることができる
    • 本は、専門家の知識、経験が結集されたもので、1つのテーマを情報収集するには最も効果的です。
    • 読書は、社会人としての自信につながります。
  3. 違う職種の人の意見が聞ける
    • 警察官は、仕事でいろんな人と接する機会はありますが、浅くなりがちです。
    • 私的なつき合いが少なく、深く話す機会がないので、専門的な話を聞くためには、本が大切です。
  4. フェイク情報をつかまされない
    • web上やSNS上の情報は、信用性をかなり吟味しなければなりませんが、本は信用性が高いです。
    • またwebの情報は「浅く広い」ですが、本は深いです。

読書が苦手なあなたへ

警察官は、豊富な話題を持ち、高いコミュニケーション能力が求められます。

でも、読書が苦手な人は、本を読むのがつらい。

そんなあなたには、Amazonaudible(オーディブル)

プロの声優や俳優が朗読した本を、スマホで聴けるアプリです。

1ヵ月までなら無料で退会できる無料体験もあるので、安心して始められるのも魅力です。

読書が苦手だった🐮もーやんも、本を聴くことが楽しく、人生が劇的に変わりました。

オーディブルについては、こちらの記事をご覧ください。

さあ。ここまで読んだあなた。

選択する道はひとつです。

さっさと勉強をして、巡査部長に昇任してしまいましょう!

もーやん

最後まで読んでくれてありがとうございます!
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もーやん
こんにちは!
この記事を書いた「もーやん」です。
刑事25年以上を経験した警察官です。
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