【面接対策】警察官として求める人材とは?終身雇用が崩壊した理由

採用希望者 ROOM
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学生 ゆうと君
学生 ゆうと君
  • エントリーシート面接試験で、何をアピールすべきか迷ってます。
  • 何を言えば有利なのか、知りたいです。

「あなたの長所は?」と聞かれて、どんな答えを用意していますか?

  • 一生懸命やるところです
  • 最後までやり抜くところです
  • 正義感が強いところです

そんな、当たり前のことを考えていませんか?

 

あなたが長所としてアピールすべき部分は、

=(イコール)

受ける企業・警察組織がどんな人材を必要としているかです。

 

面接試験なのですから、その企業が必要としている人材であることをアピールしなければ、好評価は得られません。

では、今の警察組織は、どんな人材を必要としているのか?

それは、日本の終身雇用が崩壊した理由を考えれば、答えが見えてきます。

もーやん
もーやん
  • こんにちは!もーやんmowyanです。
    30年以上警察官として在職した元刑事です。
  • いつもコメントをありがとうございます!
    『面白かった!』のひと言でもうれしいです。

    >>もーやんプロフィールはこちら

日本企業の終身雇用制度は、すでに崩壊したと言われています。

近い将来、公務員も、終身雇用・年功序列が崩壊します!

 

実は、

警察組織が必要としている人材は、
=(イコール)
終身雇用制度が崩壊した理由 と同じなんです。

 

この記事では、日本の終身雇用制度の成り立ちから、なぜ崩壊したのかを説明し、警察がどんな人材を求めているのかを解説します。

この記事を最後まで読めば、必ず、面接やエントリーシートでのアピールポイントが閃きます!

ズバリ!  警察組織が求めている人材は
  • 専門的知識・特技など、独自性がある人
  • ご自身でスキルアップできる性格の人

 

😊この記事でわかること

  • 今後、警察組織がどう変わっていくかがわかる
  • 警察組織が、どんな人材を求めているかが理解できる
  • 面接・エントリーシートでのアピールポイントが明確になる

採用試験の体力テストについて知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
>>現役警察官が教える体力試験対策【テスト試験官の注目ポイント】はココ!

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終身雇用・年功序列とは?制度の背景・歴史

  • 終身雇用とは、正規雇用の従業員を、定年まで雇用する制度です。
  • 年功序列とは、勤続年数や年齢によって、給料や役職を決める制度です。

企業側のメリットは、長期的な目線で、社員(人材)を育成できる点でした。

この2つは日本企業の特徴と言え、日本人の常識ですが、世界では非常識です。

雇用形態の種類

  • 無期雇用(メンバーシップ型)→終身雇用
  • 有期雇用ジョブ型

無期雇用(メンバーシップ型)

契約期間を決めない終身雇用

無期雇用の特徴は、こんな点です。

  • 理由がなければクビにならない。
  • 新卒者を一斉に採用し、人材育成の過程で適性を見極め、配属先を決める雇用形態。
  • 社員の意に反して、営業から経理に異動することもある。
  • 転職を経験しない人が多い。

有期雇用(ジョブ型)

契約期間が決められていて、期間が終われば再契約されないことがある。
世界ではジョブ型が常識です。

ジョブ型の特徴は、こんな点です。

  • 採用時期は4月に限定されていない。
  • 採用の時に決められた契約内容から外れず、営業から経理に異動するようなことはない。
  • より良い待遇を求めた転職が、頻繁に行われる。
  • より良い待遇を求めるために、自分でスキルアップをするので、結果的に企業や社会に貢献する人材が育成される。

雇用制度の移り変わり

日本特有の終身雇用制度は、どのようにして始まったのでしょうか?

これを見ると、あなたも、終身雇用制度が崩壊すると予測できます。

  • 1
    大正時代までの雇用制度

    日本の雇用は、元々はすべてジョブ型の有期雇用でした。
    工場で働く職人などは、より良い待遇を求めて転職していたのです。
    企業は、熟練工の流出を防ぐために、年々給料を上げるなどの待遇改善をしました。
    つまり勤続年数によって少しずつ昇給したのが、年功序列制度の基礎となっています。

  • 2
    大正末期から戦時中

    度重なる戦争で、労働者が不足し、職人の争奪戦が激化しました。
    更に戦時中は、軍人を確保するため、政府によって、労働力が統制されました。
    転職が禁止されたり、定期昇給、退職金制度が始まったのです。
    これが、終身雇用、年功序列の始まりです。

  • 3
    第二次世界大戦後

    集団就職が始まったのは、戦後の1954年です。
    集団就職とは、地方の新規学卒者が、卒業と同時に、集団で大都市の企業へ就職することです。
    これが新卒一斉採用のはじまりで、高度成長期の求人難を支えるものとなりました。
    こうして

    • ・新卒一斉採用
    • ・終身雇用
    • ・年功序列

    という日本独自の雇用形態が定着しました。

  • 4
    バブル崩壊後

    1991年のバブル崩壊から、2000年代半ばまで、長期にわたり景気が低迷しました。
    1970年から1984年生まれの世代が、就職氷河期世代と呼ばれました。
    このころから、経済界では、終身雇用・年功序列が崩壊すると認識されていましたが、新卒一斉採用は、なかなか消えませんでした。
    長年にわたり続いた制度からの脱却には勇気が必要だったんです。

  • 5
    現在

    2019年12月、経団連の中西会長(当時)が、
    『正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです』
    と発言しました。

    >>中西経団連会長の発言要旨はこちら

    経済界では常識となっていた事実を、やっと口に出した中西会長には、愛がありました。
    その後、民間企業トップが口を揃えて、終身雇用、年功序列の崩壊に言及し、今後は欧米型のジョブ型雇用形態に変換する必要性を訴えました。

つまり、日本独特の雇用形態である終身雇用・年功序列は、すでに崩壊しているんです。

終身雇用が崩壊したと言える根拠

では終身雇用の崩壊を、数字としてみてみましょう。

生え抜き社員の割合は、年々低下しています。

生え抜き社員とは、大卒22から24歳、高卒18から20歳で入職し、同一企業で勤め続ける人のことです。

 

>>厚生労働省職業安定局の資料 (※21頁参照) によると
生え抜き社員の割合は、2016年時点ですでに大卒5割、高卒3割で、年々低下傾向です。

つまり、大卒の5割、高卒の7割は転勤組であり、半数以上が転勤しているんです。

転勤組の増加は、今後も続くと予想されます。

今、就活している世代のほとんどは、転職することになるでしょう。

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終身雇用・年功序列が崩壊した理由~3つのデメリット

向上心が欠如するから

成果を挙げなくても、年功序列で給料が上がる制度では、向上心は維持できません。

年功序列。つまり『若者が低収入で、何もしない窓際族が高収入』であることに、異議を唱える人が増えてきました。

  • 成果を挙げているトップレベルの人は、常に成果給を求める。
  • 「ぬるま湯層」は固定給を求める。

終身雇用・年功序列の組織内では、「ぬるま湯層」が増殖し、トップレベルの人は転職していきます。

そんな組織では、すべての層が、向上心をなくすのは、当然の結果です。

多様な人材確保ができなくなるから

総合職の採用ではなく、専門職を個々に採用するジョブ型でなければ、専門分野のプロを確保できません

わかりやすく言うと、

  • 警察官として採用してから、外国語を教えるのではなく
  • 外国語を話せる人材を、初めから採用する

という制度にしなければ、優秀で多様な人材確保は困難です。

社会の変化に対応できません。

能力・資格を有する人から敬遠されるから

誰しも、自分の得意分野で仕事がしたいのは当然のことです。

警察は、これまで外国語以外にも、プログラミング技術臨床心理士などの特技・資格を有する人の積極的な採用を進めてきました。

しかし、他の警察官と差がない年功序列の評価制度の中では、優秀な人材から敬遠されて当然です。

警察組織も、今後、特技・資格を有する人の待遇改善が進むに違いありません。

 

終身雇用が崩壊した理由 ~まとめ

どの企業も、今後、こんな人材が必要な時代だから、必要終身雇用制度が崩壊したのです。

  • 専門的知識・特技など、独自性がある人
  • 向上心がありご自身でスキルアップできる性格の人

公務員の終身雇用崩壊で警察官はどうなるのか

第1段階 人員の大幅な削減

今後、人員が大幅に削減される理由は2つあります。

  • 人口減少による人員削減
    「市民一人当たりの警察官の数」が同じだとしても、人口減少による人員削減は避けられません。
  • IT技術、AI技術の進化による自動化
    単純に人間のやる仕事が減ることから、警察官の数も削減されるのは当然です。

人員を削減するには、能力の低い人材から削減せざるを得ません。

IT技術を開発できる人が重用されるのは当然ですが、IT技術を操作できない人材は、真っ先に不要になります。

公務員の身分保障が無くなる時代は、すぐそこまで来ています

第2段階 企業との人材確保合戦

すでに警察官受験者は、年々減少傾向にあります。

つまり、警察官の質が低下しているということです。

今後、優秀な若手を確保するためには、警察組織を若者のニーズに合わせざるを得ないのです。

若者のニーズとは成果・能力に応じた給料の配分、つまり能力主義です。

>>日本能率協会の調査によると、

  • 個人が評価され、年齢・経験に関係なく処遇される実力・成果主義の職場
  • 競争よりも、ある年代まで平等に処遇される年功主義の職場

どちらで働きたいかという調査に対し、

  • 2010年の調査では、
     成果主義 49.3% 年功主義 50.2%
  • 2020年の調査では、
     成果主義 66.1% 年功主義 32.2%

成果主義の職場で働きたいという若者が急増しています。

これに応えるためには、警察組織も、年功序列を廃止し、いずれ成果主義の色を反映することになります。

第3段階 固定給から成果給への変化

IT・AIの発達による仕事の変化

自動化によって、「パターン化された業務」は、人間がやらなくなります。

  • 拾得物の処理
  • 地理教示
  • 犯罪の分析
  • 被疑者の割り出し
  • 業務の後処理

なども、すべて自動化されることになるでしょう。

そこで大切なのは、個々の警察官の能力です。

特に、

  • 人間とのコミュニケーション能力
  • システムを動かす能力

などは、今後も脚光を浴びる能力です。

仕事の評価の変化

  • 今まで
    「どれだけの時間、仕事をしたか」という時間評価
  • これから
    「どれだけの仕事で成果を挙げたか」という成果評価

個々の能力を高めて、自己の充実(自分でスキルアップ)ができるか否かで、評価され、それがそのまま給料に反映される時代が来ます。

警察官の未来像

組織全体が変革すべき警察官像

給料制度の改革・減点主義から加点主義へ

やっても、やらなくても、給料は同じであれば、みんなやらなくなります。

また、やる気のない人材ばかりが集まってきます。

つまり、やった人、能力が高い人に給料を多く支給する制度にしなければ、組織は衰退します。

将来の給料制度?

☆年棒制の導入☆

  • どの世代も基本年棒300万円(例)
  • +α → 能力・成果で数年ごとに査定して年棒契約
  • 頑張った年は、1000万超になる
  • 子育て中など、週20時間勤務などの契約(年棒150万)も可能

こうすれば、「ぬるま湯」職員は居なくなるかも?

副業の奨励

副業は、本業をおろそかにするものではありません。

むしろ自身のスキルアップを考えることで、本業でも「できる!」人材に育ちます。
 
公務員の副業を禁止する趣旨は、本来、

  1. 職務遂行上、能率の低下を来すおそれがある
  2. 公正を妨げるおそれがある
    当該営利企業と、職務との間に、利害関係を生じさせるおそれ。
  3. 全体の奉仕者として適当でないおそれがある
    職員及び職務の品位を損ねるおそれ。

の3点です。

例えば

  1. 深夜まで副業をして、翌朝からの公務能率の低下を来す場合
  2. 警察業務の利害関係がる事業を経営し、職務の公正を妨げる場合
  3. 反社会勢力・風俗営業など、警察官として適当でない場合

などは、過去にも懲戒処分となった警察官もいるようです。

 

本来、公務員でも、この3点に触れなければ、許可が出るものですし、収入を得ても良いはずです。
 
むしろ、副業を積極的に奨励して、その経験を公務に活かすべきであり、それが時代の流れです。

個々に意識改革すべき警察官像

『人格を磨き能力を高め自己の充実に努める』の言葉に尽きる。

個々が、組織にとって必要な人材になること

警察官として必要な知識・技能、プラスαの秀でたスキルが必要となる時代です。

どんなスキルを身につけると良いのでしょうか?

  • プログラミングスキル→効率化の基礎技術
  • 文章の作成スキル→公文書ではなく、人を惹きつける文章術
    (部外者への説明・アピールが必要な時代)
  • 動画編集スキル→人を惹きつける動画作成・編集技術
  • 認定心理士資格→人の行動予測による業務の効率化
  • 会計知識 簿記・FP→経営者的な視点で考える技術
  • 外国語会話能力→通訳業務の基礎

警察官は、業務の中で個人の技術を身につけるのが常識でした。

外国語などは、まさに業務として勉強します。

でもそれは民間からすれば非常識。

こういった個人のスキルは、休日の時間外に身につけるべきものです。

将来に備えて、こういったスキルアップを、自分自身でできる人材が有利です。

スキルを身につけると、個人で稼ぐこともできる

  • プログラミングスキル→プログラマー
  • 文章の作成スキル→webライター・ブログ運営
  • 動画編集スキル→動画クリエイター
  • 心理士資格→カウンセリング
  • 会計知識 簿記・FP→すべての事業に必要な技術
  • 外国語会話能力→翻訳業

警察官でしか生きて行けない人材は、
つまり個人として魅力がない人材です。

警察官をしなくても生きていける程のスキルを身につけられる人材こそ、警察組織が求めている人材です。

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採用試験の面接対策~最大のアピールポイント

ここまで読み進めたあなたは、今、警察組織が求めている人材

  • 専門的知識・特技など、独自性がある人材
  • ご自身でスキルアップできる性格の人材

だということが、わかったと思います。

それこそが、終身雇用が崩壊した理由でもあり、面接で伝えるべき最大のアピールポイントです。

 

今すでに、専門的知識・特技など、独自性につながることを経験している人は、ぜひそれをアピールして下さい。

自分にはアピールポイントが無いと、お嘆きの方も、心配は要りません。

考えてみれば、必ず良いところはあります。

それを言葉にできるか。言葉にできないか。

その差だけです。

 

国家資格でなくても良いんです。

例えば・・・

資格は持っていないが、小学生のころからプログラミングが趣味で、これまでに、簡単なシステムを作り上げた経験がある。

そのシステムは「〇〇(具体的に)」。

こんなエピソードを準備しておきましょう!

面接官は、システムなんて触ったこともない人ばかりです。簡単なシステムでも、きっと驚くことでしょう!

 

また、自分でスキルアップできる性格ということもアピールしてください。

例えば・・・

大学では行動心理学を研究したいた。卒業や就活とは無関係だが、自分のスキルアップのため認定心理士の資格を取得した。

この様に、自分は、常に能力を磨くことが好きで、警察官になってからも必要なスキルアップができる性格である。

こんな感じでしょうか。

これからスキルアップが期待できるかどうかは、合否に重要なポイントとなります。

 

警察組織が求めている人材をイメージして、ご自分のアピールポイントを効率よく伝えることができれば、警察官採用試験は難しいものではありません。

あなたが警察官として敬礼する姿を想い描きながら、もう少し頑張ってください。

警察学校の必需品や選び方については、以下の記事で解説しました。
>>警察学校の持ち物!選び方のポイント!あると便利なおすすめ

もーやん
もーやん
  • 最後まで読んでいただいてありがとうございました。
  • いつもコメントをありがとうございます!
    『面白かった!』のひと言でもうれしいです。

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